来店型保険ショップ「ほけん百花」を展開する保険デザイナーズ(東京都千代田区)は年内に店舗数を3倍超にあたる10店舗に引き上げる。同社は三井生命保険、住友生命保険、三井住友銀行の3社が共同出資で設立。10月上旬に首都圏で3店舗出店したばかり。来店型店舗に対するニーズが高いと判断、出店数を増やす。
従来の生保販売は営業職員が企業や家庭を訪れて契約を勧めていた。これに対し、ほけん百花は、顧客が自ら店舗に行って保険の相談・契約をする「来店型」という代理店形式をとっている。医療保険や介護保険など生存中の保障を求める人が増えており、顕在化する多様な消費者ニーズの取り込みを狙っている。
出店は主婦などが買い物途中に気軽に立ち寄れるようにショッピングセンターに集中しており、店内には相談スペースのほかに子供の遊び場なども併設。
すでに大宮サティ(さいたま市北区)、ダイエー戸塚店(横浜市戸塚区)、ジャスコ品川シーサイド店(品川区東品川)に出店した。店舗ではきめ細かいコンサルティングを重視しており、専門知識を持った店員が対応している。
商品は三井生命と住友生命の保険だけでなく、アメリカンファミリー生命保険や東京海上日動あんしん生命保険など国内外の保険会社9社の44商品を取り扱っている。顧客からのニーズが高いとみられる医療保険のラインアップ充実に力を入れている。
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≪小山社長に聞く≫
■1店舗で成約月40件めざす
保険デザイナーズの小山恭俊社長に現状と展望を聞いた。
--顧客の反応は
「開店初日から相談に訪れる人が目立つなど手応えを感じた。開店から2週間で契約に至るケースもあり、1店舗で月40件程度の成約を目指している」
--重視している点は
「コンサルティング営業を標榜し、お客さまへの丁寧な応対を心がけている。店員の研修は最低でも1カ月は行い、十分な態勢ができた上で出店をしている。ここがしっかりしていないと満足なコンサルティングができない」
--来店型店舗の将来性は
「お客さまのニーズが多様化しているのに加えて、オフィスのセキュリティーの向上や共働きの増加などで営業職員がお客さまと会えなくなっている。来店型店舗でこうした層のニーズを取り込む。今後はこの販売形態でどんなことができるか試行錯誤しながら考えたい」