住友金属工業は長距離ガスパイプラインに対応する超高強度大径溶接鋼管を開発した。X100(1平方ミリメートル当たりの強度70キログラム)とX120(同84キログラム)の鋼管で、アラスカガスパイプライン計画への採用を期待する。鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)に100億円を投じ、2010年までに量産設備の設置を決めている。今後さらに実用化に向け、石油メジャー、エンジニアリング会社などと共同研究を行う。
超高強度大径溶接鋼管は母材中の微量ボロン制御や圧延後の加速冷却停止温度を通常より低い400度C未満とすることで開発した。同社は外径508センチメートル以上に対応可能なバースト試験設備を保有しており、開発した鋼管が高圧操業下で高い安全性を有することを確認した。