WSJ-バークシャー、ロイズ子会社エクイタスの保険債務全額引き受け
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(NYSE:BRK.A)は20日、ロンドンを本拠とする再保険会社エクイタスが現在抱える保険債務をすべて引き受けることで合意したと発表した。エクイタスは、ロイズ保険組合が10年前に設立した子会社で、ロイズ再建の鍵を握っていた。
1992年以前にロイズの無限責任会員となった「ネーム」と呼ばれる出資者にとって、今回の合意は朗報だ。アスベスト関連などの保険金請求額の増加ペースが、責任準備金の積み増しペースを上回れば、今後数十年にわたり保険金の請求が続く恐れがあったが、今回の合意により、ネームはそうした恐れから解放された。
エクイタスは1996年、ロイズのアスベスト関連やそのほかの損害保険の支払い責任を移管する目的で設立された。当時ロイズは、アスベスト関連の保険金支払い請求に加え、1992年のハリケーン「アンドリュー」関連の保険金支払いで、破たん寸前だった。
バークシャーとの今回の合意の第1段階として、バークシャーはエクイタスと最大57億ドル相当の再保険契約を結ぶ。同時に、エクイタスは2億8600万ポンド(5億3900万ドル)相当の資産をバークシャーに移し、ロイズはバークシャーに7200万ポンドを支払う。
この第1段階の手続きは、来年3月に完了する見通し。