クラレは26日、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」の生産能力を現在の約2・8倍に拡大すると発表した。鹿島事業所(茨城県神栖市)に100億円を投じてモノマーと樹脂のプラントを新設し、ジェネスタ樹脂の年産能力を既存のクラレ西条(愛媛県西条市)分(4500トン)と合わせ1万2500トンへ高める。
ジェネスタはクラレが世界で初めて工業化したノナンジアミンからつくる半芳香族ポリアミド。融点が306度Cと高く、鉛フリーハンダによる実装に耐えるほか、吸水性が低く摺動性にも優れる。携帯電話やパソコンのコネクター用途を中心に05年度は需要が前年比で1・7倍に増えた。
今後、耐熱・高摺動性が要求される自動車の各種ギアや燃料配管、ラジエーターなどへの拡大も期待されている。