日本新薬は07年度中にも次世代の創薬と言われるRNA干渉(RNAi)医薬の創薬支援ビジネスに乗り出す。薬物送達システム(DDS)やRNA量産など創薬支援技術を外販する。がん治療薬などの全身投与にはDDSの確立が不可欠となるが、安全性などが課題で研究途上にある。RNAi医薬は疾患と因果関係にあるたんぱく質の合成を抑制し、薬効を高める。世界では局所投与薬が商品化段階程度にとどまっている。
日本新薬が提供するのは標的の細胞まで薬を運ぶDDSとRNAの効率合成技術。動物実験など前臨床試験は実施済みでがんやC型肝炎など自社創薬の研究に活用してきた。ゲノム解析の進展を背景に支援ビジネスとして需要が見込めると判断した。外販のほかクロスライセンスも検討し、自社創薬に役立てる。
4月に新設した専門組織の核酸事業室で事業化の詳細を詰める。