ATM年中無休化 大手銀、サービス向上へ

大手銀行が相次ぎATM(現金自動預払機)の年中無休化に乗り出す。りそな銀行が来年から正月もATMを使えるようにするほか、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行も来年からATMを年中無休にする。各行はシステム対応面でめどが立ったことから正月もATMを稼働させ、顧客の利便性向上につなげる。

 りそな銀は今年から5月の大型連休中もATMを稼働させていた。さらに来年からは一部を除き、りそな銀と埼玉りそな銀のATM合計約4300台について、正月三が日も稼働させる。提携先のコンビニエンスストアやJR駅構内のATMでも使えるようにする。

 三菱東京UFJ銀や、みずほ銀も来年から正月もATMを利用できるようにする計画だ。すでに今年から正月も稼働している三井住友銀行と合わせ、3メガバンクがATMの年中無休で出揃うことになる。

 これまで大手行では、正月三が日などの連休はATMを休止し、システムの点検などを行ってきた。このため、大型連休前にはATMが混雑するといった難点があり、顧客からATMの休日利用を求める声が多かった。各行はシステム整備を進めてきたが、運用面での安定性が高まったとみて、ATMの年中無休に踏み切る。

 法人向け融資が伸び悩む中で、大手行は個人顧客の開拓にも力を入れている。ATMの年中無休に加え、各行が土日や祝日などの休日も営業する店舗を増やしているほか、平日の営業時間を延長する動きも目立ってきている。不良債権処理が進み、大手行では今後も、個人顧客を対象としたサービスの向上に力を入れる構えだ。

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