三菱アルミニウム(東京都港区、北村光一社長)は7日、富士製作所(静岡県裾野市)のアルミ板圧延ラインに熱間仕上げ圧延機(ホットフィニッシャー)を設置すると発表した。アルミ板製品の高品質化要求に対応するのが狙い。導入後は歩留まりや生産性を向上でき、月産能力は1500トン増の1万4500トンになる見込み。設備投資額は約70億円。09年秋の完工を目指す。
従来は1台の熱間圧延機で粗圧延と仕上げ圧延を兼用していたため冷間圧延の工程数が増え、品質を高める目的で圧延速度を落とす必要があるなど歩留まりや生産性の低下を余儀なくされていた。既存設備では缶材や自動車熱交換材、印刷板などの高品質な要求に対応できないため、仕上げ専用機の導入を決めた。