中堅生命保険会社の富国生命保険と、中堅損害保険会社の共栄火災海上保険は16日、業務提携することで基本合意したと発表した。共栄火災の100%子会社の共栄火災しんらい生命保険を富国生命に譲渡する一方、富国生命の営業職員が共栄火災の損保商品を販売する。
富国生命は、しんらい生命の株式の80%を今年度内に取得し、富国生命が強みを持っている信用金庫を中心とした銀行窓販業務をしんらい生命に移管する。
これによって機動的な商品提供や金融機関へのサポートを行うのが狙い。共栄火災は20%の株式を保有し、しんらい生命で行っている共栄火災の損保代理店を通じた販売は引き続き行う。
また、富国生命の約1万1000人の営業職員が全国で共栄火災の自動車保険を中心とした損保商品の販売を来年4月から実施。共栄火災にとっては販売網の大幅な拡充ができるメリットがある。
富国生命は、これまで日新火災海上保険と損保商品の販売提携を実施していたが、日新火災が今年9月末に東京海上日動火災保険を中核とするミレアホールディングスの完全子会社となった。このため、富国生命は日新火災との提携関係の見直しを協議していくとしている。