住友不動産と日立ソフト、玄関鍵システム開発 指静脈認証を採用

住友不動産と日立ソフトウェアエンジニアリングは、鍵の代わりに指静脈認証システムを応用した住宅向けの「指静脈認証電気鍵(玄関)鍵システム」を開発した。新築のマンションや戸建て住宅だけでなく防犯機能製品としての住宅のリフォーム向けにも対応できるように電源に電池を採用するなどさまざまな工夫を施した。発売の時期は今後詰めるが、今年度中に製品化を完了、来春から商品として市場に供給可能という。価格はリフォーム向けで15万円前後(工事費を除く)の見込み。

 指静脈認証システムには、日立製作所中央研究所が開発した技術をベースに日立ソフトが商品化した「静紋」を応用した。「静紋」は、指の静脈パターンを取得して認証する独自の技術を用いており、ATM(現金自動預払機)の生体認証システムとして三井住友銀行、日本郵政公社に採用されている。

 今回開発した玄関錠システムは、(1)扉内部だけの配線で取り付けができ、電池式のため電気工事が不要(2)指を鍵の代わりに使用するため、鍵の紛失などの心配がない(3)自動施錠により鍵の閉め忘れの心配がない(4)鍵のこじ開けなどの警告機能を装備(5)玄関錠など屋外設置の防水設計を採用-などの特徴を持つ。

 指の登録は、最大10人分の20本。電源には市販のリチウム電池(CR-V3)3本を使用し、電池の寿命は1日10回のドア開閉で約1年間。住友不動産では、デザインなどの改良を加えたうえで商品化する考えだ。

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