大手行、相次ぎ増配 三菱東京、コンビニATM無料

三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、みずほフィナンシャルグループ(FG)、住友信託銀行は20日、2007年3月期の配当を増額すると発表した。また、三菱UFJFGは増配に加え、傘下の三菱東京UFJ銀行が、全国2万2000台のコンビニATM(現金自動預払機)の利用手数料を、平日昼間に無料にするサービスを07年3月から始めることも明らかにした。収益拡大に伴い強まっている、株主や利用者からの利益還元ニーズに応える。

 三菱UFJFGの期初の配当予定は中間、期末ともに3500円ずつの年間7000円だった。好業績に加えて6月に公的資金を完済したことから、それぞれ1500円ずつ上積みし、年間1万円とする。畔柳信雄社長は、連結最終利益に対する配当の割合を示す配当性向について「今期は11・7%だが、当面20%を目指したい」と語った。

 7月に公的資金を完済したみずほFGも、通期の配当を期初予定に対し3000円引き上げ、7000円に増額する。配当性向は14・4%になるが、前田晃伸社長は「病み上がりなのですぐにはできないが、将来は30%にもっていきたい」と増配に意欲を示した。

 住友信託は中間期、期末ともに7・5円と発表していた配当をそれぞれ1円増の8・5円に引き上げ、年17円にし「中期的に配当性向を30%程度に高めていく方針」(森田豊社長)。今回の増配で配当性向は23・7%(前期は20・0%)に高まる。

 一方、三菱東京UFJ銀はセブン銀行、イーネット、ローソン・エイティエム・ネットワークスが運営するコンビニATMの手数料を平日昼間(午前8時45分~18時)は無料、それ以外の時間帯は210円から105円に引き下げる。同行ATMと同じ手数料で利用できることになり、利便性が高まるとしている。

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