ネット系銀行 プレゼントで顧客つかめ 利益還元、大手行に対抗
インターネット系銀行が顧客獲得に向けて派手なプレゼントキャンペーンを繰り広げている。家庭用ゲーム機や携帯音楽プレーヤーのほか、タラバガニや牛肉、有名旅館の宿泊券が当たるなどプレゼント内容もさまざま。公的資金を完済した大手銀行が顧客への利益還元に動き出すなか、ネット銀は少しでも「お得感」を出そうと知恵比べに躍起だ。
ネット専業のイーバンク銀行は11月24日から今月25日までの期間限定で、「定期預金をつくって『iPodシャッフル』を当てよう!」キャンペーンを実施中。定期預金口座を新規開設した顧客に対して、抽選で50人に携帯音楽プレーヤーをプレゼントする。預入期間、金額は問わない。
ジャパンネット銀行は、今年から新規参入した外国為替保証金取引の口座保有者を対象に、1万通貨以上を新規注文すると、抽選で総数70人に(1)タラバガニや米沢牛などが選べる三越カタログギフト「味覚百景」(2)「iPodシャッフル」(3)家庭用ゲーム機「ニンテンドーDSライト」-のいずれかが当たるキャンペーンを実施中。期間は今月から来年2月1日まで。
ソニー銀行も、来年2月2日までに投資信託を30万円以上購入した顧客を対象に抽選で50人に家庭用ゲーム機「プレイステーション3」を贈るキャンペーンを始めた。
新生銀行もネット専業3行に負けていない。ネットで仕組預金などを10万円以上申し込むと、有名なホテルや旅館の宿泊券や、加熱水蒸気で調理するオーブン「ヘルシオ」などを抽選で40人、総額300万円相当をプレゼントするキャンペーンを年内いっぱい実施している。
ネット系銀行は既存の銀行のように店舗を持たないため、低コストの運営が可能。その分、預金金利も高めに設定しているが、それだけでは収益低下を招いてしまう。このため、金利以外の面で顧客にアピールする必要が出ており、プレゼント作戦はその象徴といえそうだ。
今後、大手行が利益還元に向けてサービス競争に本格参戦してくる見通しで、ネット系銀行の知恵比べもさらに激しくなりそうだ。