みずほCB 廃棄物処理施設向け融資 08年度1000億円に拡大

みずほコーポレート銀行(CB)は、廃棄物処理施設向けのプロジェクトファイナンスを拡大する。現在までに総額634億円の協調融資(シンジケートローン)を取りまとめたが、2008年度中に累計残高で1000億円に引き上げる計画だ。エネルギーが回収可能な廃棄物処理施設は循環型社会の形成に向けて設置数の増加が見込まれており、みずほCBでは積極的な貸し出しに取り組む。

 みずほCBが01年から現在までに取りまとめた廃棄物処理施設は、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)方式を中心にした4件。この1カ月以内に新たに1件の成約ができる見通しで、件数、金額ともに国内金融機関の中で首位を独走している。

 直近に取りまとめたのは、岡山県倉敷市の廃棄物処理事業向け。PFI方式として初の一般廃棄物と産業廃棄物の混合処理施設で、燃料ガスなどを回収できる。協調融資額は234億円で、日本政策投資銀行や中国銀行など合計8行が参画した。

 産業廃棄物の市況変動に対応するため、一般的なプロジェクトファイナンス向けに加え、国内で初めて元本の返済期限を最大で5年間延長できる融資も組み入れ、廃棄物処理事業が円滑に運営できるようにした。

 みずほCBは、収益の不安定な廃棄物処理施設に対しては、元本や金利返済の繰り延べを認める融資を実施した実績などを生かし、今後計画される資源回収型施設に積極的にアプローチしていくとしている。

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【用語解説】プロジェクトファイナンス

 返済原資を企業の信用力や不動産などの担保価値に依存せず、事業そのものから生み出されるキャッシュフロー(収益)に限定する融資手法。海外の資源開発案件に使われていたが、国内でもPFIを中心にこの方式が急成長している。