大陽工業、厚銅基板を車業界向けに拡販-ハーネス代替需要見込む
大陽工業(東京都品川区、酒井陽太社長)は、大電流を流せるプリント基板である厚銅基板を自動車業界向けに売り込む。ハイブリッド車のモーター制御などで従来のハーネスの代替品として提案する。ハーネスに比べ形状の設計自由度が高く省スペースで、生産時の配線ミスも防げるなどのメリットをアピールする。自動車を中心に新規分野を開拓し、プリント基板売り上げにおける厚銅基板比率を、現在の20%から5年後には50%に引き上げる。
厚銅基板は最大200アンぺアの電流に対応し、ハイブリッド車のほか、ブレーキの横滑り防止装置の制御などでの使用を見込む。熱の発生がハーネスより低く、さらに放熱性が高いアルミを張りつけるなど熱対策も容易。部品自体のコストはハーネスより高いが、生産ラインで配線工程を合理化できるなどトータルコストは安くなるとしている。