大手銀行が相次いで、IT(情報技術)を活用して店舗の混雑解消に乗り出した。三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行がインターネットを使った来店予約を開始したほか、みずほ銀行も導入に向け検討に入った。窓口やATM(現金自動預払機)の待ち時間をパソコンや携帯電話で検索できるサービスも広がっている。各行とも、店舗の統廃合などに伴い減少した銀行窓口で「混雑が増している」との不満を解消するのが狙いで、個人向けサービス強化をアピールする。
三菱東京UFJ銀は、資産運用やローンなどの相談のために店舗を訪れる際に、ネット上で予約できるサービスを始めた。全国約650店舗で、訪問する前日までに予約を入れれば、待ち時間なく相談できる。同様のサービスは三井住友銀も全国69店舗で実施しており、対応店舗を今後増やしていく方針。
一方、みずほ銀は今年4月から、携帯電話やパソコンを使ってATMや窓口の待ち人数と待ち時間をホームページ上で検索できるサービスを都内9店舗で開始。待ち時間を15分未満に短縮する方針を打ち出しており、同様のサービスを今後、全店(約430)に拡大する方針。
同様のサービスは三井住友銀(対応店舗69)、三菱東京UFJ銀(同5)も始めており、導入店舗を増やしていく計画だ。
法人向け融資が伸び悩むなかで、大手行は個人向けサービスに力を入れている。
三井住友銀は今年から正月三が日にもATMを稼働させたほか、三菱東京UFJ銀、みずほ銀は来年から正月三が日にATMを稼働。休日営業店舗や営業時間の拡大なども活発になっている。