ロイター通信によると、フォード・モーターのアラン・ムラリー最高経営責任者(CEO)は7日、北米国際自動車ショーで、同社傘下の英高級車ブランドのジャガーに関して「売却する時期ではない」と述べ、グループから切り離さない考えを示した。
報道によると同CEOはジャガーの品質や生産性が向上していることを挙げ、ジャガーブランドが「非常にいい状態に向かいつつある」との認識を示した。
経営難に苦しむフォードはこれまでに傘下の英アストン・マーチンの売却方針を決めるなど事業再編を進めており、不調が続くジャガーブランドを切り離すとの観測が出ていた。
フォードは1989年に英自動車産業の象徴的な存在だったジャガーを買収したが、その後の業績は振るわず06年の米市場の売り上げは約32%も減少。フォードの高級車部門は06年に赤字となる見込みで、ジャガーは同部門の業績の足を引っ張っている。
ロイター通信によると、ビル・フォード会長は同自動車ショーの記者会見で2007年は「極めて重要な年になる」と述べ、今年が経営再建に向けヤマ場になるとの考えを示した。