石川島播磨重工業(IHI)は23日、オゾンガスで室内を除菌する装置「オゾンエアクリア」の今冬の受注が、例年より3割増加していると発表した。今冬に猛威を振るったノロウイルス対策用として需要が急増し、ホテルなどからの受注が増えているという。
販売は子会社の石川島芝浦機械(ISM)が担当し、価格は70万~96万円。今冬のシーズン時期はこれまでに50台を受注しており、最終的にシーズンで200台以上になる見通し。ISMは、オゾンエアクリアをはじめとしたオゾン関連製品で年間20億円の売り上げを目指す。
オゾンエアクリアは、あらゆる物質と酸化反応を起こすことで、雑菌やウイルスを死滅させるオゾンと高性能フィルターを併用。空気中に漂っているノロウイルスを確実に死滅させて空気感染を防ぐ。また、室内にオゾンを充満させることでドアノブなどに付着したウイルスの接触に伴う感染も防ぐ点が特徴だ。
ノロウイルスは、昨年末に感染者が爆発的に増加。幼稚園や保育園、病院や老人保健施設などだけでなく、ホテル内でも感染が広がるなどしたため、対策用として需要が急増した。
オゾンエアクリアのように、オゾンによる除菌は人体への影響も少なく、経済的なことから今後一層需要が増加するとみられる。