新光証券は25日、新卒や第2新卒などに対し、4月入社の追加採用を実施する方針を明らかにした。みずほ証券との合併を発表した今月10日以降、将来性などを期待した「学生から採用の問い合わせが殺到しているため」(椛嶋文雄専務)。すでに当初採用枠の500人(うち大卒総合職200人)の募集を終えているが、異例の追加採用に踏み切る。
来年1月の経営統合前から、予想外の就職人気の合併効果が出た形で、近く採用人数など募集内容の詳細を正式に発表する。
同社の4月新卒採用(大卒総合職)は、これまで100人未満(前年実績は96人)に抑制してきたが、今4月入社の採用は当初計画分だけでも前年比倍増の積極採用になっている。
ただ、団塊世代の退職金など「貯蓄から投資」に向けた個人金融資産の争奪に向け、最近は金融機関の人材獲得競争が激しい。このため、就職先として関心が強まっている「この機会を逃さずに、できるだけ優秀な人材を採る」(椛嶋氏)のが得策と判断したようだ。
また、2007年度には、個人取引営業の強化に向け、全国96カ所(06年3月末)の店舗網を核に、その周辺で営業活動や顧客相談に特化し、資金取引は手掛けない簡易型店舗網(サテライト店舗網)の整備に乗り出す方針。店舗数は、みずほ証券と投資計画をすり合わせて今後判断するが、今回の追加採用でこれに伴う要員の手当てにも備える狙いだ。
募集対象は新卒や第2新卒に加え、金融他社からの経験者の移籍にも広げる意向で、追加採用枠は100人規模になる可能性もあるという。