川崎窒化工業、真空浸炭受託事業を本格化-経営基盤の強化目指す
川崎窒化工業(川崎市川崎区、弓惣二郎社長)は、真空浸炭焼き入れの受託事業に本格的に乗り出す。企業や大学、研究機関などの試作品や中ロット生産を請け負い、主力の窒化事業に続く新たな柱へ育成する。すでに大阪工場(大阪府八尾市)に真空浸炭研究所を設立、受け入れ態勢を整えており、当面は年間1億円程度の受注を視野に需要掘り起こしに取り組む。
真空浸炭は従来のガス浸炭などに比べロットや形状による浸炭ムラが少ないほか、表面炭素量と浸炭深さの制御がしやすく、製品表面の粒界酸化を防げるなどの特徴がある。さらに狭いすき間や細いノズルの内面にも対応でき、浸炭サイクルやコストの低減が見込めるとして自動車部品や産業機械分野で需要が拡大しつつある。
真空浸炭研究所は06年4月に約4億円を投資して建設。