GE、30社に住宅ローン提携拡大 3倍増 顧客に応じ金利設定
米系金融大手の日本法人、GEコンシューマー・ファイナンスは、住宅ローン事業の提携金融機関を3年後に現在の3倍にあたる30社に増やす。GEは2005年4月に国内の住宅ローン市場に参入。顧客開拓にあたってインターネットや不動産業者紹介のほか、地方銀行など国内金融機関との提携に力を入れている。ここにきて他の外資も国内金融機関との提携で相次いで住宅ローン市場に進出しており、GEでは提携金融機関を急ピッチに増やし、顧客獲得競争を優位に進める。
提携は、国内金融機関が融資対応できない顧客に対し、GEが独自審査で顧客の支払い能力を総合的に判断し、信用力に応じた金利を設定する仕組み。個々の顧客の状況に応じて異なる金利を提供する。
金利は年2・40~5・30%(2月1日現在)と一般の金融機関の住宅ローンよりも割高だが、これまでの画一的な審査基準では融資の対象外となることが多かった自営業者、派遣・契約社員、転職者、在日外国人などを対象に融資実績を伸ばしている。
これまでに広島銀行、びわこ銀行、福岡銀行など10の金融機関と提携。金融機関にとっても住宅ローンの商品メニューが増え、顧客の要望に応えられるメリットがある。
GEでは今後3年間で提携数を合計30に拡大し、最終的にはすべての都道府県に提携先を確保したいとしている。
景気回復や地価の底打ちを背景に、住宅ローン事業には外資系金融機関が相次ぎ参入。米証券大手のリーマン・ブラザーズ証券グループがりそな銀行と手を組んだほか、今年1月からはモルガン・スタンレー証券が地銀数行と提携し取り扱いを開始している。いずれもGEと同様に、既存銀行の要望に沿えない顧客がターゲットで、同分野の競争が激化する様相をみせている。