バンテック(栃木県那須塩原市、鈴木和芳社長)は、燃料電池(FC)の採用提案を本格化する。1件当たり総出力10キロワット以上の需要を開拓する。同時に独自の水素製造貯蔵装置を一体化したFCと風力発電装置などを組み合わせた「自然エネルギーシステム」の実用化を図る。06年度のFC事業の売上高は約5000万円。3年後をめどに5億円規模に育てる。
同社は現在、汎用型で出力300ワット―5キロワットのFCを展開。企業向けが中心だが、病院、学校などに省エネルギーシステムや非常用電源として提案する。需要を掘り起こし、年間2件の受注を目指す。また、同システムは安定的にエネルギーを供給できるのが特徴。すでに風力発電装置、マイクロ水力発電機と組み合わせたシステムの稼働に成功した。3月から栃木県那須塩原市で、太陽光発電装置と組み合わせたシステムの実証実験に取り組み、実用化を急ぐ。