旭化成メディカル(東京都千代田区、吉田安幸社長)は、血液浄化(アフェレーシス)療法の開発・普及に向けた支援活動を本格化する。今春、都内に「血液浄化システム研究所」(仮称)を開設するほか、08年にもアジアの有力病院と共同でアフェレーシス治療センターを立ち上げる。潰瘍(かいよう)性大腸炎(UC)など大型疾患の適応取得を目指す国際治験への協力も強める。血液浄化フィルターなどコア製品を生かせる同療法を広めることで業容拡大を目指す。
アフェレーシス療法とは腎不全やUCなどの患者の血液を、一度体外に出して血液中の抗体や免疫複合体などを取り除く治療法のこと。人工透析が代表例だが、ほかに血漿(けっしょう)交換や血球成分除去を目的としても行われる。このうちUCや関節リウマチ治療に用いられる白血球除去(LCAP)療法は日本で開発された新規医療技術として海外からも注目されている。