トヨタホームは、愛知県春日井市で、提携関係にあるミサワホームホールディングス傘下のミサワホーム東海と共同分譲住宅の販売に乗り出した。トヨタのおひざ元、愛知県で両社が共同プロジェクトを行うのは初めて。今後も三重、岡山県などで共同の分譲事業を計画している。
両社が販売するのは、春日井市の高蔵寺ニュータウン近郊の住宅地「高蔵寺 玉野台」で65区画。販売価格857万~2098万円(208~460平方メートル)の建売分譲住宅をトヨタホームの販売会社・トヨタホーム名古屋が32区画、ミサワホーム東海が33区画をそれぞれ販売する。
トヨタ自動車とミサワホールディングスの資本提携後、両社は昨年1月、茨城県守谷市で開発した分譲住宅(51区画)を販売。今回は共同分譲の第2弾となるが、区画数は前回を上回る。また、トヨタホームにとっては、シェアトップの地元・愛知県での初の共同プロジェクトだけに、注目度も高い。
「高蔵寺 玉野台」は、住友建設などが開発した総区画数569区画に及ぶ住宅地の一部を両社が買い取ったもので、「すでに街自体が完成され、安心して住むことができる」(都市開発部)ことから、ニーズは高いと判断した。
また、2007年度中をめどに三重県桑名市でも共同分譲を行う計画。「提携後は共同分譲を行うことが両社の共通認識となっている」(同社幹部)としており、岡山や仙台などでも共同分譲の検討を進めている。
トヨタホームは愛知県で6年連続、販売シェアトップをキープしており、06年度は念願の5000戸の販売を計画。「間違いなく達成できる。区切りの年となるだろう」(立花貞司社長)としている。
今後は静岡、三重などを含めた東海地区でのトップを目指すとともに、首都圏での販売を強化し、10年度には7000戸の販売を計画。ミサワとの共同分譲による販売拡大は、こうした経営目標を後押しすることになる。