胃にグルタミン酸受容体 味の素が発見 生理機能を訴求

味の素の山口範雄社長は23日、東京都千代田区の銀行倶楽部で記者会見し、同社のライフサイエンス研究所が、グルタミン酸ソーダなどアミノ酸の受容体が舌だけでなく、胃の中にもあることを発見したことを明らかにした。

 舌の味蕾(みらい)にあるアミノ酸の受容体は「うま味」と呼ぶ味を感じるが、胃など消化器内にある受容体は「胃の中に食物が入ったことを脳に知らせる信号を発し、消化するように促す指令を脳から出す」(山口社長)という。

 うま味調味料「味の素」はグルタミン酸ソーダが主成分。糖蜜を発酵して製造するため安全性は科学的に確立されている。うま味調味料は世界で需要が伸びているが、「日本では、うま味調味料より無添加の方がよいという誤解がいまだに根強くある」(山口社長)と嘆く。

 うま味調味料が味覚だけでなく、生理学的にも重要な役割を果たしていることを科学的に証明したことから、同社は今後のPRなどで「味の素」の生理機能も訴求して拡販に結びつけていく考えだ。

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