ローソンと九九プラスが資本提携 ノウハウ相互活用

コンビニ2位のローソンと生鮮コンビニ「ショップ99」を展開する九九プラスは28日、資本業務提携すると発表した。ローソンが九九プラスが実施する第三者割当増資をローソンが約38億円で引き受け、20・2%を出資し第2位株主となる。コンビニ業界は過当競争による既存店の不振が続いており、提携・再編が加速する可能性もある。

 ローソンは、生鮮コンビニの草分けである九九プラスのノウハウを取り込み、低迷する既存店のテコ入れを図る。九九プラスも直営中心の積極出店のツケで業績が失速しており、ローソンのフランチャイズチェーン(FC)のノウハウなどを生かし経営の立て直しを進める。

 同日記者会見したローソンの新浪剛史社長は、「主婦や高齢者に支持されている生鮮コンビニは成長余地があり。ローソンの弱い部分を補完できる」と、提携の狙いを説明。「(48・0%を出資する筆頭株主の)キョウデンとの話し合いによるが、筆頭株主として経営権を持ちたい」と、出資引き上げによるグループ化に意欲を示した。

 また、九九プラスの深堀高巨(たかひろ)社長は、「FCに加え、弱点の中食のノウハウが欲しい」と、提携効果に期待を示した。

 業務提携では、両社長と商品本部長らをメンバーとした業務提携推進委員会を設置。(1)両社のノウハウを活用してオリジナル商品の開発(2)物流の共通化によるコスト削減(3)共同仕入れによる商品調達力の向上(4)商品の相互補完-などを検討する。

 将来的には、ローソンが子会社で展開する生鮮コンビニの「ローソンストア100」を九九プラスに統合し、生鮮コンビニ事業を一本化する計画だ。

 ローソンは07年2月期で既存店売上高が8年連続で前年割れになると見込まれるなど、既存店のテコ入れが課題となっており、生鮮コンビニのほか、高齢者向けや女性向けの新業態店舗の出店を強化している。

 一方の九九プラスは、07年3月期の最終損益が赤字に転落する見通しで、急成長のツケに加え、大手コンビニが相次いで生鮮を強化している影響もあり、業績が悪化していた。

                   ◇

【会社概要】ローソン

 国内で8511店を展開する、コンビニエンスストアチェーン第2位。健康志向の「ナチュラルローソン」や生鮮コンビニ「ローソンストア100」なども出店し、業態転換を加速している。スーパーのダイエーが1975年に設立し、00年7月に東証1部上場。ダイエーの経営が悪化し、三菱商事が筆頭株主に。社長の新浪剛史氏は三菱商事出身。従業員数3541人(連結)。07年2月期の売上高にあたる営業総収入は前期比6.7%増の2860億円、最終利益は2.8%減の214億円を見込む。

                   ◇

【会社概要】九九プラス

 生鮮食品を中心に99円(税込み104円)均一商品を扱う「ショップ99」の運営会社で、2000年10月に設立。コンビニエンスストアの利便性とスーパーの品ぞろえを両立した業態として成長し、04年9月にジャスダック上場。店舗数は今年1月末で852店舗。筆頭株主はプリント基板製造のキョウデンで、発行済み株式の48%を保有。従業員数1043人。07年2月期の売上高は前期比12.6%増の1230億円、最終利益は9億円の赤字に転落する見通し。

みずほ銀行、三井住友銀行が固定型住宅ローンを引き上げ

株式投資ニュース

シャープの社長に片山幹雄、町田勝彦は代表権のある会長に

Track Back URL: