日本生命 「終身型」引き下げ 保険料最大5.6% 長寿化を反映

日本生命保険は5日、死亡保障型の生命保険商品の保険料を4月2日以降の新契約から引き下げると発表した。今年4月に予定されている生命保険料の算出基礎になる「予定死亡率」の改定に伴う措置で、住友生命保険を除く大手生保の料率改定が出そろった。

 日本生命では、主力商品の定期保険特約付き終身保険「生きるチカラ」で、定期保険特約の保険金額990万円などの一定条件を満たした場合、現行に比べ保険料を0・1~5・6%引き下げる(契約年齢20代の女性を除く)。長寿命化によって予定死亡率が改善されたことを受けて引き下げを決めた。

 一方、年金商品は死亡率改定の影響をほとんど受けないため、ほぼ現状維持としたほか、医療保険は保険料改定の対象外とした。

 医療保険も、予定死亡率の改定で長寿命化が前提となるものの、最新の医療データで入院が短期化していることなどを総合的に勘案し料金改定を見送った。

 一連の大手生保の料金改定では、死亡保障型商品がほぼ横並びで引き下げとなった。

 ただ、長寿命化をそのまま反映させれば、引き上げも見込まれていた医療保障型は、当初予想に反して若干の引き下げ、もしくは据置きの対応となった。

 主力商品の死亡保障型が少子高齢化で低迷する中、長寿命化によって販売増が期待される「医療保障型を主力商品としてアピールするには、事業戦略として引き上げは避けたい」(大手生保)との思惑が働いたようだ。

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