契約ずみ300万人に新商品の保障適応 住友生命が業界初

住友生命保険は22日、介護保障で給付基準を大幅に緩和した新商品を同日から発売した、と発表した。約300万人の既契約者にも同じ給付基準が自動的に適用する。主力商品で新商品発売に伴い、保障内容を追加するのは生保業界で初めて。

 新商品は創業100周年記念商品となる「かいごケア」。一定の介護状態になった際に支払われる給付金の給付基準を、従来の同社独自の基準から、公的介護保険にほぼ準じた基準に切り替えた。

 これまでは公的介護保険の要介護4レベル程度から給付していたが、要介護3レベル相当からでも支払う仕組みに変更。これは例えば車いすが必要な状態から、つえがあれば歩行できる状態にまで給付対象が広がることを意味する。同社は、給付対象が従来の1・5~2倍に広がると見込んでいる。

 通常、既契約者が新商品の保障内容を受けるためには新たに保険に加入し直すしか手がなかった。今回、既契約者に対しても自動的に新商品の給付内容を適用するのは、契約継続率の向上が狙い。顧客満足度を高め、激化する販売競争を有利に進める。

 住友生命によると、対象となる300万件の契約者すべてに新保障内容を記した約款を入れたダイレクトメールを3月末から順次送付する。契約者は約款を受け取るだけで特別な手続きはいらない。新保障内容は来月2日から適用され、契約開始1カ月経過後の5月2日から支払いが可能になる。

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