日本ポリペンコ(東京都千代田区、大塩清隆社長)は、高機能樹脂の一つであるポリフェニレンサルファイド(PPS)で耐摩耗性を平均的なPPSの14倍に高めた新しいグレード品を開発した。新製品は耐熱性が120度Cのポリアミド(PA)樹脂と、耐熱性が250度CのPEEKと呼ばれる高機能樹脂の間に位置する耐熱性(220度C)と価格帯を実現。従来のPPSでは難しかった機械の軸受など摩擦の生じる部品に使える。産業機械メーカー向けに販売する。
新製品は「テクトロンHPV」。PPSに特殊な添加剤を加えることで耐摩耗性を大幅に向上させた。例えば面圧3・0メガパスカル、分速19・8メートルの摺動速度でピン・オン・ディスク型と呼ぶ摩耗試験を行った場合、新製品は平均的なPPSに比べ14倍の耐摩耗性がある。