旭化成メディカルが中国に医療機器販社 人工腎臓需要拡大に対応

旭化成グループの旭化成メディカル(東京都千代田区)は7日、中国に全額出資の医療機器販売会社を設立したと発表した。6月から営業を開始する。人工透析に利用する人工腎臓(ダイアライザー)の将来の需要拡大に対応する。

 浙江省杭州市に設立した販売会社「旭化成医療機器販売(杭州市)」は、資本金30万ドル(約3400万円)。当面は日本で製造・組み立てした人工腎臓を手がけ、2007年度に4億円、10年度に11億円の販売を目指す。

 腎臓の障害などで人工透析を中国で受けているのは現状で8万人程度。実際には、透析を受ける必要があっても健康保険の対象外で受けられないケースがほとんどで、潜在的には250万人規模の市場とみている。今後、上海などの大都市圏や沿岸部で需要が拡大し、10年には17万人規模に倍増すると予測している。

 同社はすでに、現地の販売代理店を活用して、日本製人工腎臓を販売。また、日本向けの人工腎臓組み立てを中国工場(杭州市)で行っている。中国工場も増強を進めており、今後中国当局の認可を受けた段階で、中国工場で組み立てた製品を中国市場に供給することも検討している。

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