あおぞら銀 1年以内の公的資金完済目指す

あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の能見公一会長は15日の記者会見で、優先株の形で残る約2300億円の公的資金について、「1年以内の返済を希望し、当局と話し合う」と述べ、早期に完済する意向を示した。「返済に必要な資金は利益剰余金として持っている」とし、近く金融庁と詳細を詰める考えも明らかにした。

 同日発表した2007年3月期の連結決算は、前期に計上した将来の貸し倒れに備えた引当金の取り崩し額が大幅に減少し、最終利益が前年同期比32・1%減の815億円の減益になった。

 一方、投資銀行業務などが好調で、経常利益は1・6%増の624億円となり、3期連続で過去最高益を更新。売上高に相当する経常収益も14・9%増の1975億円だった。

 08年3月期については、引き続き投資銀行業務など法人向けビジネスが伸び、経常収益は15・9%増の2290億円、最終利益は3・7%増の845億円と予想。

 おおぞら銀は、経営破綻(はたん)した旧日債銀を米投資ファンドのサーベラスやソフトバンクなどが共同で買収。昨年11月に東証に再上場を果たした。ただ、株価は15日の終値で422円と、公募価格の570円を大きく下回る水準で低迷している。

 このため、能見会長は「配当性向(最終利益に占める配当金の割合)を中長期的に20%前後にする」と語り、企業価値の向上に努める考えを示した。

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