電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、同日開催した通常総会で町田勝彦氏(シャープ会長)を新会長に選出したと発表した。秋草直之前会長の任期満了に伴う人事で、任期は1年。
東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で記者会見した町田会長は、安倍晋三首相の掲げる「イノベーション(技術革新)」をキーワードに挙げ、「環境や地上デジタル放送への移行、研究開発の税制問題などでイノベーションを軸に推進役を果たしていきたい」と抱負を述べた。
また、大阪府堺市に建設が見込まれるシャープの大型テレビ向け液晶パネルの新工場については、「これから交渉だが、7月末には正式決定できる」と語った。韓国や台湾企業との競争については、「大型化するほど製造は技術的に難しくなるので、差別化していける」と述べ、新工場に期待を寄せた。
ソニーや東芝が発売を表明している次世代薄型テレビの有機EL(エレクトロルミネッセンス)については、「シャープも研究はしているが、まだテレビとしての耐久性に問題がある」と投入は時期尚早との見方を示した。しかし、「製造方法は液晶に近いので、いつでもトップになれる」との認識を示した。