丸紅は31日、香港財閥の新華集団と組み、天津市でオフィスビルとマンションの複合施設開発に乗り出すと発表した。事業費は130億円で、2011年の完成を目指す。新華集団が開発を進めていた特別目的会社(SPC)の株式を30%取得することで新華集団と合意したほか日系企業の誘致やマンションの販売、運営面で協力する。
天津市の中心にある和平区に、住宅156戸、商業施設、オフィスなどを建設する。8月に着工し、マンションと商業施設の第1期工事は09年6月に、オフィスビルを含めた第2期は11年9月に終了する予定。
丸紅は1985年に上海で外国人向けの賃貸住宅開発事業に参入。現地開発会社との合弁会社「上海好世(ハウス)置業」などを通じて上海のマンション販売で2572戸、戸建て販売で221戸の実績を持つ。これまで蓄積したマンション運営ノウハウなどを武器に今後は複合施設や地域展開を加速したい考え。
新華集団とは、ベトナムのホーチミン市でのオフィスビルや北京でのサービスアパートメントで協力した実績があり、共同プロジェクトは今回で3件目となる。