首都圏を受信域とするテレビ局、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は21日、ソニーから招聘(しょうへい)した大木充氏(63)が同日付で新社長に就任したと発表した。
都内で会見した大木社長は「MXならではの差別化できる番組を発信していきたい。例えば、大人向けの知的なカルチャーエンタテインメントができればと思っている」と抱負を述べた。社長を退いた後藤亘会長(74)=エフエム東京会長=は「社長に招いた理由の第一はその人柄だが、ソニー時代に築いた国際的な人脈も、今後活用させていただきたい」と話した。
ソニーの役員で、コーポレイト・エグゼクティブEVPだった大木社長は、広報渉外、ブランディング、放送機器などの部門を担当してきた。直近では放送機器事業を担当し、世界中の放送局に人脈を有する。
海外の放送局との提携については「今は白紙。ただ、MXの社長になるということが明らかになってから、各局から『協力する』との話はいただいている。将来的にはやっていきたい」(大木社長)と意気込む。
国内では、電波を有効利用し、情報化社会の進展などを図るため、テレビ放送のデジタル化を展開している。2011年7月24日までにアナログテレビ放送は終了し、デジタルテレビ放送に完全移行する。放送事業は、大競争時代に入り、どんな番組を放送できるかというコンテンツ(情報の内容)のラインアップ機能が問われていくことになる。