広島銀行は9日、ウツミ屋証券(広島市中区)と共同で証券会社を設立することで基本合意した。地銀と地方の証券会社が共同出資で証券会社を設立するのは国内初。「貯蓄から投資へ」の流れの中で、巨大金融グループだけでなく、地銀も投資信託など証券業務の強化に動きだしたといえそうだ。
新会社は両社が折半出資し、ウツミ屋証券のリテール営業部門を承継する形で08年1月の営業開始を目指す。ウツミ屋証券はディーリング部門を中心に存続する。同日、記者会見した広島銀の角広勲頭取は「証券と銀行の垣根が低くなる時代の金融の枠組みを先取りする。この地域での金融サービスを充実させる」と強調。両社の営業基盤である中国地方を中心に、預金から株式、投信まで幅広く手掛ける総合金融サービス業を目指す。
新会社の社名や資本金、役員人事などは今後両社で協議して決めるとしている。