りそな1000億円優先株 第一生命引き受け合意

りそなホールディングスは20日、第一生命保険に対して議決権がない代わりに配当が高い優先株1000億円を発行すると発表した。りそなは、約2兆3000億円の公的資金の返済原資の一部として3000億円の優先株を発行することを表明しており、その引受先の第一弾として、第一生命と合意した。

 同時に12月にも全面解禁される銀行窓口での保険商品の販売で業務提携する。最大の経営課題である公的資金の完済を急ぐりそなと、販路の拡大を図りたい第一生命の思惑が一致した。

 第一生命が政府の保有しているりそなの普通株の一部を買い取ることや市場で株を取得することについても今後協議を進め、資本関係を強化する。金額や時期などの詳細は今後詰める。

 3000億円の優先株の払い込み日は8月28日で、今後、残りの引受先についても、他の保険会社などと交渉を進めていくとみられる。

 りそなは優先株の発行や利益剰余金を積み増すことなどで、2、3年後をめどに公的資金を完済したい考えだ。

 第一生命との業務提携では、全面解禁で取り扱いが可能になる医療保険などの第3分野の商品開発などで提携。りそなの顧客や地域性に合った商品を年内にも発売する予定だ。また、保険販売に必要な人材を育成するための人材交流も進める。 ただ、排他的な提携とはせず、他の生保の商品も扱う考えだ。