消費者金融第3位のプロミスは26日、5位の三洋信販に対し、完全子会社化による経営統合を目指し、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買収総額は最大で1038億円となる。両社合わせた貸付金残高は2007年3月末現在で2兆320億円となり、1兆9850億円のアイフルを抜いて業界トップに立つ。
利息制限法の上限金利を超える灰色(グレーゾーン)金利の撤廃決定で、経営環境が悪化するなか、規模拡大で生き残りを目指す。
TOB期間は8月1日から9月11日までで、買い付け価格は1株3623円。統合が表面化した7月19日の前日までの3カ月間の単純平均値に11・2%のプレミアム(上乗せ分)を付けた。統合の表面化で三洋信販の株価は26日の終値で3650円まで高騰している。
成立条件は50・1%で全株の取得が目標。過半数の応募がなければ1株も買い取らないが、三洋信販創業者の椎木正和氏は保有する44・7%の株を売却する意向を示しているという。東証は三洋信販株を26日付で監理ポストに割り当てた。
プロミスの神内博喜社長は26日の記者会見で、「コスト構造の改革とスケールメリットの追求を図っていくことが急務になっている」と統合の狙いを説明。また、「将来的には合併も選択肢の一つとして検討する」と述べた。