東急建設は2日、日立アプライアンス(東京都港区、石津尚澄社長)と共同で、集合住宅向けのセントラル方式空調システム「涼暖気候」を開発したと発表した。床下空間を経路とし、ダクトなしで各室に送風する。両社は05年から東急建設の実験住戸での実験や、試験導入した物件での実測に基づきシステム開発を進め、快適性と省エネルギー効果を確認した。 マンションの玄関下足箱の下部や廊下の収納部など隠れたスペースに室内機を設置し、床下に温風か冷風を送る。吹き込んだ風は住戸の外周の壁と床の間に設けられたすき間を通って、巾木(壁の下部に付ける細長い横板)から吹き出す。それにより各居室にまんべんなく風を送ることになり、住戸内での温度差が小さくなる。