シスメックス、乳がん再発や薬剤感受性の診断技術確立へ臨床試験

シスメックスは07年度中に国内で、乳がんでの再発の可能性や薬の効きやすさを診断する技術の臨床試験に乗り出す。自社技術を用いてすでに約100症例の臨床研究を終えており、高い有効性が得られたという。欧米でも08年度中に臨床試験を始める計画。国内外で2010年度の事業化を目指す。

 がん細胞は細胞周期の異常によって増殖する。シスメックスは独自に開発した「細胞周期プロファイリング技術」で、細胞周期にかかわるたんぱく質「サイクリン依存性キナーゼ」(CDK)の活性や発現量を測定。再発の可能性などを診断する。

 早期がんの場合でも再発率は10―20%程度あり、死亡に至るケースもある。再発が予測できれば、早期に治療法の検討が可能となる。再発を予測する既存の体外診断技術は測定項目数が20項目以上と多い。新技術は5項目と少ないほか、測定時間が3時間程度と短時間で済む。

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