中国建設銀、26日に上海上場 過去最大9000億円調達

国有商業銀行の中国建設銀行が今月26日に上海証券市場への上場を計画していることが5日、明らかになった。同日付のウォールストリート・ジャーナル(アジア版)によると、建設銀は人民元建てA株で新規に株式公開(IPO)し、最大558億元(約8928億円)の資金調達を見込んでいる。本土市場の上場で過去最大だった昨年10月の中国工商銀行(約446億元)を上回る。

 前身である中国人民建設銀行が1954年に設立され、現行名称は96年から。2005年10月には先行してH株(中国本土系)で香港に上場している。06年12月期の売上高は前年同期比で17・8%増の1516億元、本業のもうけを示す純利益収入(営業利益)は同20・4%増の238億元だった。新たな調達資金で海外事業展開や経営の国際化を一段と進める見通しだ。中国証券監督管理委員会が7日、同行上場について審査を行う。

 上海市場でのIPOは昨年来、大規模化の一途をたどっている。同紙によると、工商銀のほか今年2月の平安保険(約379億元)、06年12月の中国人寿保険(約274億元)、今年4月の交通銀行(247億元)など国有の金融機関が相次いで、数千億円規模の資金を調達している。主に中国の個人投資家が優良銘柄として買いあさっている。国有商業銀大手の上場では、巨額の不良債権で処理が遅れている中国農業銀行のみが未上場のままで残されている。