三洋半導体の子会社売却 アドバンテッジに優先交渉権

経営再建中の三洋電機が、半導体子会社の売却交渉で、国内大手投資ファンドのアドバンテッジパートナーズに優先交渉権を与えたことが8日、分かった。三洋は最終的な価格や事業計画など詳細を詰め、10月上旬までの正式合意を目指す。

 三洋が売却するのは完全子会社の「三洋半導体」(群馬県大泉町)。8月31日に最終入札を実施し、ロングリーチグループなどの投資ファンドが1000億円前後の最高値で応札。だが、今月に入ってアドバンテッジが1200億~1300億円の買収額を提示し、この日までに優先交渉権を獲得したもようだ。

 ただ、今後の交渉過程で価格は下がるとみられ、三洋は半導体事業の売却で売却損が生じる見込み。

 三洋は今後、中核事業の充電池や業務用機器を中心に再建を急ぐ。

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