日本生命保険 「エコ」に優遇金利

日本生命保険は16日、環境に配慮した取り組みを行っている個人や中小企業を対象に優遇金利で融資する制度を導入したと発表した。省エネなど地球環境に配慮した取り組みを行っている個人や中小企業を支援するもので、生保業界で導入するのは初めてという。

 個人向けでは、日生が取り扱っている住宅購入資金を融資する「ニッセイ住宅ローン」で優遇制度を導入する。省エネや耐震性に優れた住宅の購入者を対象に、住宅ローン金利を所定の利率から0・1%優遇する。期間は借入開始から10年間。融資金額は原則5000万円以下となっている。

 中小企業向けでは、環境マネジメントシステムに関する国際規格「ISO14001」を取得しているか、環境省がガイドラインを作成した環境規格「エコアクション21」の認証を取得している企業に対し、融資金利を所定の金利から年0・25%優遇する。

 日生の住宅ローンの融資残高は今年3月末時点で約1兆円。中小企業向け融資残高は約9000億円。新たな融資希望者に対して、環境配慮型の金利優遇制度をアピールしていく。

 環境融資は、CSR(企業の社会的責任)活動の一つとしてメガバンクなどで導入が進んでいる。日生では「資産運用部門におけるCSRへの取り組みの一環として導入した。今後はさまざまな分野で同様の取り組みを導入していきたい」(広報室)と同分野に注力する考えだ。