新銀行東京、中間決算 累積赤字936億円 不良債権の処理費増加
新銀行東京が30日発表した2007年9月中間決算によると、最終損益は86億円の赤字(前年同期は154億円の赤字)だった。店舗の統廃合など経費圧縮に取り組んだ結果、赤字幅は縮小したが、不良債権の処理費用が増加したため、赤字体質から抜け出すことはできなかった。累積赤字は936億円に上り、出資金(1188億円)の約8割に達した。
本業のもうけを示す実質業務純益は11億円の赤字(前年同期は96億円の赤字)。これまでの融資残高の拡大を重視した路線から転換し、取引先の実態に即した慎重な融資を徹底したことや店舗を10店から6店に減らしたことなどがコスト削減につながった。
ただ、融資先である都内中小企業の経営環境の悪化が止まらず、不良債権処理額が前年同期比12億円増の71億円に膨らんだことが響き、今中間決算でも最終赤字にとどまった。
新銀行東京は同日付で、森田徹代表執行役(57)が退任し、後任に東京都の津島隆一港湾局長(59)が就任した。津島氏は決算会見で、「債務不履行の発生が続く中、状況をみながら弾力的に対応する」と経営改善に意欲を示した。