「翌日物金利先物商品」 東京金融取引所が上場 短期金融市場活性化に期待

東京金融取引所は3日、政策金利の変動時期などを予想して取引する翌日物金利先物商品を上場した。参加者は金融機関が中心だが、日銀の金融政策の透明化や短期金融市場の活性化につながるか注目される。

 東京金取が上場したのは、金融機関が当日調達した資金を翌日返済する短期市場の金利のうち、代表的指標で日銀が金融政策の目安としている「無担保コール翌日物」の先物にあたるもの。無担保コール翌日物の月中平均値を予測して現時点での価格を決める。

 新市場の取引に参加するのは銀行などの金融機関。近い将来に日銀の利上げ(または利下げ)があると予想される場合に、先物を売買することで金利変動リスクをある程度ヘッジ(回避)することが期待できる。

 相場の推移には、政策金利の動向に対する取引参加者の見通しが反映される。3日は初日ともあって商いが薄かったが、順調に市場が拡大すれば、市場参加者が日銀の金融政策をどの程度織り込んで行動しているかの参考にもされそうだ。

 東京金取の斎藤次郎社長はこの日の会見で、「市場の活性化や、日銀の金融政策にもプラスになる」と語った。

 政策金利の無担保コール翌日物金利の変動を予想する取引には、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場がある。

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