ペット共済に損保免許 「無認可」で初 金融庁

金融庁は26日、ペット共済最大手「アニコム損害保険」に対し、損害保険免許を付与したと発表した。根拠法のない「無認可共済」(特定保険業者)から保険会社への移行が認められたのは初めて。アニコム損保は無認可共済から保険会社への転換を図って増資を行うとともに体制整備などを進めてきた。資本金は35億円で、来年1月10日の営業開始を予定している。

 金融庁は同社の親会社「アニコムインターナショナル」を保険持株会社として認可したほか、SBIホールディングスとあいおい損害保険などが合弁で設立準備を進めてきた「SBI損害保険」についても損保免許を付与した。

 無認可共済は死亡やケガ、火災の備えなど保険に似た商品を販売しているが、公的規制の対象外で契約者が保護されず、無認可共済を隠れみのにした詐欺事件も多発した。このため2006年に保険業法を改正。都道府県民共済やJA共済などの法律に基づいた共済を除き(1)保険会社への転換(2)契約額と保険期間などが限られる少額短期保険業者(ミニ保険)への転換(3)廃業-のいずれを08年4月までに選択することになっている。

 06年9月末時点で確認された無認可共済389業者のうち、ミニ保険への転換は1ケタ、約160業者が廃業意向を示しているものの、ほぼ3分の2の業者はこれからで、移行は進んでいない。

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