新日鉄社長に宗岡副社長 三村氏は会長に

新日本製鉄が三村明夫社長(67)の後任に宗岡正二副社長(61)を充てる人事を固めたことが8日、分かった。4月1日付で就任する予定で、三村氏は代表権のある会長に就く。新日鉄の会長職は、昨年1月の千速晃氏の死去で空席になっていた。

 3月末で就任5年となる三村氏は、住友金属工業、神戸製鋼所など国内外のメーカーと連携や相互出資を強化し、世界最大手アルセロール・ミタルに代表される鉄鋼再編への対抗軸を構築してきた。

 今後は、高成長が続くアジア、ブラジルなどの新興国で生産・収益を拡大し、連結・全世界ベースで年5000万トン超の粗鋼生産も視野に入れた「グローバル・プレーヤー」(三村氏)として、生き残りを図る戦略だ。

 このため、三村氏と同様、営業畑が長く、中国の自動車用鋼板の合弁会社で会長を務めるなど、海外事業でも実績を積んだ宗岡氏が抜擢(ばってき)された。

 新日鉄の歴代社長は、旧八幡、旧富士製鉄の出身者が交代で務めてきたが、宗岡氏は両社合併で新日鉄が発足した1970年に入社。旧2社間の旧弊にとらわれない新日鉄1期生のトップとなる。

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【プロフィル】宗岡正二氏

 むねおか・しょうじ 東大卒。1970年新日本製鉄入社。取締役、常務を経て2005年4月から副社長。山口県出身。

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