T&D保険グループの太陽生命保険は、営業職員のコンサルティング力などを高める営業支援システムを4月1日から導入する。約8000人の営業職員が持ち歩く情報端末を使い、顧客管理のほか、家族構成や収入に基づき必要な保証額を算定したり、生活習慣病のリスクを分析し、顧客に提示できる。訪問営業から契約までの全プロセスをサポートすると同時に、“見える営業”を展開し、顧客の信頼を得るのが狙いだ。
導入するのは「T-SMAP(太陽・セールス・マネジメント・アクティビティ・プログラム)」。総合情報管理サービスのトッパンフォームズと共同開発した。
システムには、(1)顧客訪問サポート(2)保障内容の確認(3)家計診断(4)生活習慣チェック(5)先進医療紹介-の機能を搭載。
訪問サポートでは、営業職員が担当している顧客の契約内容や家族構成、これまでの訪問履歴が一覧でき、「訪問済み」「訪問予定」「不在」「訪問を希望しない」などが一目でわかるように表示される。支社長などの管理者も情報を閲覧することができ、適切なアドバイスを送り、サポートする。
保障内容の確認機能では、契約内容を1枚の紙に打ち出し保障の充実度合いをチェック。家計診断では家族構成や収入、住宅保有の状況などを打ち込むと、必要な保障額や今後の家計の予測などが表示される。
また顧客の生活習慣を入力すると、生活習慣病にかかりやすいかなどの診断ができる。専門家が先進医療などについて動画で説明する機能と合わせ、顧客と対話しながら必要な保障について具体的に提案することが可能になる。
太陽生命では、従来の主力商品だった貯蓄性の高い保険商品から、死亡保障を中心とした保障性商品へのシフトを進めている。保障性商品の販売には、ライフプランの分析などコンサルティング能力が問われるため、「顧客から見える」をコンセプトにシステムを開発した。
同社では「保障内容と将来必要な保障額に加え、営業職員の活動も『見える』ようにすることで、これまで個人の能力に左右されていた営業のレベルアップを図りたい」(営業部)と話している。