日本郵政グループのゆうちょ銀行は24日、スルガ銀行(静岡県)と提携し、住宅ローンなどの個人向けローン業務に参入すると発表した。5月12日からスルガ銀の金融商品を、ゆうちょ銀が代理店となって販売する。今年度は個人ローン全体で2200億円の取り扱いを目指す。
ゆうちょ銀は新規業務で経営基盤の強化を目指す。一方、スルガ銀は提携で販売網の拡充を狙う。この日、東京都港区のホテルオークラ東京で会見した日本郵政の西川善文社長は「ゆうちょ銀にとって、幅広い顧客の意見を聞いて市場を作り出す大きなチャレンジだ」と意気込みを語った。
当初は東京、名古屋、大阪の3大都市圏を中心にゆうちょ銀の直営50店舗で販売し、順次取り扱い店舗を拡大していく。
住宅ローンのほか、教育費などに使途を限定した目的別ローンや使途を限定しないカードローンの3商品を販売する。
両社はまた、共同出資で個人ローンにかかわる業務受託会社を設立。スルガ銀はゆうちょ銀に人材を派遣し業務運営を支援する。ゆうちょ銀は人材育成やノウハウを蓄積した上で「1年後をめどに自前の住宅ローンの販売を目指す」(西川社長)考えだ。