損保含め住宅ローン保障統一
仏系生保のカーディフ生命保険は22日、住宅ローンの契約者が加入する団体信用生命保険(団信)をインターネット専業銀行の住信SBIネット銀行に5月1日から提供することを明らかにした。これまで住信SBIは他生保の団信を取り扱っていたが、保険金支払いの迅速性などを評価し、カーディフ生命に切り替えた。カーディフ生命は、住宅ローン保障保険で培ってきたノウハウを活用し、同保険の販売提携金融機関の開拓を積極的に進める。
カーディフ生命は仏金融大手、BNPパリバグループで保険事業を展開しているカーディフグループの傘下。2000年5月に日本で生保事業を開始し、主に住宅ローンの契約者死亡の際などに保険金でローン債務を弁済する住宅ローン保障保険を取り扱ってきた。
住信SBIに提供するのは、リビングニーズ特約が付いた団信。通常の死亡・高度障害になった場合に加え、契約者が余命6カ月との診断を受けた場合にも生前に保険金を支払う。
カーディフ生命は通常1週間程度かかる団信の保険契約引き受けを2~3日で行うなど迅速な対応で定評がある。一方、住信SBIは住宅ローンの申し込みから契約までの手続きを一度も来店することなく完了できる利便性を売り物としており、カーディフ生命の迅速性を評価し、他の外資系生保の団信を切り替えた。
住信SBIは、既にカーディフ損害保険の就業不能信用費用保険を取り扱っている。今回の販売提携で住宅ローン保障保険をカーディフグループに統一しており、住信SBIの住宅ローン契約者はカーディフ生命とカーディフ損保の住宅ローン保障保険のどちらかを選択できるようになった。
カーディフ生命は、5月に開業8年目を迎えるのを機に事業展開を積極化させる。銀行窓口での保険商品販売(銀行窓販)で医療保険を中心とした保障性商品の提供を年内にも開始するなど新規事業に進出するほか、主力事業の住宅ローン保障保険でも販売提携先の拡大を図る考え。
現在、販売提携先は、地方銀行を中心に52金融機関に上るが、引き受けや保険金支払いの迅速さを武器に、地銀や都市銀行、インターネット専業などの新規参入銀行に提携先を増やす。