電力中央研究所(白土良一理事長)は4日、液化ジメチルエーテル(DME)を使って油を除去する技術を開発したと発表した。座礁したタンカーからの重油で汚染された土壌や、ベンゼンで汚染された工場跡地などの浄化に応用できる可能性があるという。同研究所では今後、汚染土壌をどの程度まで浄化できるかを解明していく予定。
同技術は、液化DMEが水とは上限8重量で混ざるのに対し、油脂とは完全に混ざるという特性を利用するもの。実際に多量の重油で汚染された湿潤物質に液化DMEを接触させたところ、重油を99%以上除去することができた。
すでに同社では液化DMEで下水汚泥から水分を除去する技術も開発しており、油とともに水分も同時に分離できたという。