東工取顧問に江崎格氏 次期社長の有力候補に

東京工業品取引所(東工取)の南學政明社長は20日の定例会見で、江崎格(ただし)・商工組合中央金庫元理事長が21日付で顧問に就任する人事を取締役会で決定したと発表した。

 江崎氏は、東工取の前身である1982年の東京金取引所設立時に通商産業省(現経済産業省)商務室長を務め、商品先物に精通している。95年から97年までは、資源エネルギー庁長官も務めるなど、東工取が取引拡大を狙う石油市場にも明るい。

 江崎氏の顧問就任に関連して南學社長は、商務室長時代に東工取の主力商品となっている金の上場で主導的な役割を果たした実績を紹介。その上で、「昨年12月に株式会社に移行し、今後の成長に向けて多くの改革に取り組んでいく中で、商品先物の知識が抱負で、石油市場にも造詣の深い江崎氏の力は不可欠」と説明した。

 南學社長は理事長時代を含めて、東工取のトップに就任して今年5月で5年になる。このため、江崎氏は次期社長の有力候補とみられる。