三井住友、オリックス系金融を買収

三井住友フィナンシャルグループ(FG)が、リース最大手オリックスの消費者金融子会社「オリックス・クレジット」(東京)を買収する方向で最終調整していることが29日、明らかになった。日興コーディアル証券の買収を決めたことに続き、消費者金融事業も拡大して個人向けサービス分野の強化を狙う。

 関係者によると、三井住友FGは、オリックスの100%子会社であるオリックス・クレジットの株式51%を取得して傘下に収める方針。取得金額は200億~300億円程度で、近く合意する見通しという。

 三井住友FGは2009年3月期連結決算で3900億円の最終赤字に陥る見通しになるなど、金融危機の影響で厳しい経営環境に置かれている。一方で、09年度中に8000億円の増資を行う計画を発表するなど、M&A(企業の合併・買収)による事業拡大に向けた布石を打っている。今回の買収では、個人向けサービスや顧客基盤をさらに強化する考えだ。

 オリックス・クレジットは、消費者金融事業としては融資を受けられる金額が大きく、中小企業経営者ら高所得者向けに強みを持つ。

 オリックスグループは不動産市況の悪化を受けて業績が急速に悪化しており、中核事業ではない事業や資産を売却するなどして財務体質の強化を進めている。